medetaiを始める前、私は福祉の現場でつくられているものを、正直、素通りしてしまうことがありました。
完成したものを見ても、それがどうやってつくられているのか、その前にどんな時間があるのかまでは想像していませんでした。
保健室から見えていたこと
以前、特別支援学校で養護教諭として働いていました。
保健室には、
「ものづくりを頑張りすぎて、指から血が出ました」
と来る子がいたり、
「今日、学校に来たくなかった」
と話していた子が、ものづくりの時間になると楽しそうに取り組んでいたりしました。
私は保健室から、完成したものだけを見ていては分からない、その子たちのいろいろな姿を見ていました。
完成したものの、その前に
そうした姿を知ってから見ると、完成したものは、ただの「モノ」ではなくなりました。
だからといって、そこに特別な物語をつくりたいわけではありません。
ものが完成するまでには、工程があり、時間があり、人の手があります。
それなのに、買い手からはその部分がほとんど見えない。
その「見えなさ」が、ずっと気になっていました。
medetaiへ
見えない営みを、記録する。
ものを見つける。
その背景にある営みを知る。
知ったあと、もう一度そのものを見る。
そんな行き来ができる場所をつくりたいと思い、medetaiを始めました。
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